-Kunne(cylinder type)-
“Kunne”アイヌ語で“黒”を指す言葉。
岩を削り出したかの如く、荒々しくも気品溢れる無骨な佇まいですが、どこか遠く儚い表情を時折見せる繊細さも併せ持つテクスチャ。
陶芸/硝子作家「安井ちさと」
彼女を例えるなら正に“Kunneのような”人柄だと自身は考えます。
線の細い華奢な身体からは想像もできないほどの力強い存在感と大胆なアートワーク、然しながら作品と向き合う際の視線、姿勢からは優しく柔らかい“女性らしさ”が滲み出ており、「創り手から離れても作家と作品は繋がっている」という当たり前の事実を改めて実感した次第です。
偶発的な仕上がりではなく「偶然を必然として創作する」事を意識し型成形という手法をとっています。
大抵の場合型成形では、薄い板状の粘土を型に押し付けるようにして成形するのですが彼女の場合は型の中で紐づくりをしているような意識。
何故かというと、そうする事で外側は凹凸際立つテクスチャ、内側はできるだけ滑らかな器型になるよう工夫しているからです。
その後型から粘土を取り出した後にもテクスチャを際立たせるために削りを入る事で、同型から創ってもこの工程の段階で一つ一つの表情に違いが現れます。
少し乾燥させた後、磁土粉を全体へ塗しては払い、塗しては払い、という工程を幾度も繰り返す事でKunne特有の肌質の土台となります。
焼成に関してですが素焼きも本焼きも1250~1270度程度で焼成します。
素焼きの段階で高温処理する理由としては、、
「磁器の粉を定着させる」
「素地の土と磁土粉の収縮の差による罅割れたテクスチャを表現する」
上記要因に伴う為です。
素焼き後は酸化銅、二酸化マンガン粉を水で薄く溶いたものを濃淡つけながら刷毛で塗布し、
一度塗ってから1~2時間放置して色の濃淡を目視確認しながらその具合に合わせてまた同様にして塗り重ねます。
唯一無二の模様を表現する作業にはこういった背景が潜んでおります。
“何”を“どのように”植えるかが非常に問われる植木鉢ではありますが、是非実際に手に取って頂き、陶器・植物との対話を楽しんで頂けますと幸いです。
【品番】
AC-007
【size】
高さ:18cm
口径:12cm
【artist】
chisato yasui
-official Instagram-
https://www.instagram.com/chisatoyasui/
【注意点】
一点一点作家自らが手作業でデザインを施している為、全く同じテクスチャーは存在しません。単純な量産作業の概念の下の製作ではなく、単一品番ですが一点一点作家の感性の赴くままに表現しているからです。予めご了承頂ければ幸いです。また上記に付随し、窯入れのタイミングや諸々の事象により肌質・色味・濃淡にムラが出ることが御座いますが、そちらも併せてご了承頂ければ幸いです。
単一品番ですが個体差のある作品です。ご購入の際のご指定はお受け出来ません。予めご了承頂ければ幸いです。
¥ 11,550
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